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米を見直そう
(2008年11月号に掲載)

米が復活の兆しを見せています。小麦粉製品の値上げでご飯に割安感が出ていることや、食の安全に対する意識の高まりから消費者の国産志向が強まっていることが主な原因です。中播磨県民局・姫路農業改良普及センターの遠藤邦子さんに話を伺いました。  
                  
米回帰の現状

■米の消費量増加の傾向

 生活必需品の米はスーパーの特売品の柱の一つ。相次ぐ食料品の値上がりの中での米の価格の安定は消費者の注目の的となっています。米はご飯1杯分で約30円なので、かなり格安感があります。また、家計節約のため、外食を控えて家庭で食べる傾向が強まったことも米の売れ行きを伸ばしているようです。
 
 中国製食品の問題などがあって、食べ物の国産志向が高まっています。米は国産で主食用のほぼ全量がまかなえるので、現在の米の好調ぶりは今後もしばらく続きそうです。

学校給食にご飯が拡大
 小中学校の米飯給食は全国平均で週2.9回、兵庫県の平均はこれを上回り、週3.1回(平成19年度)。これまでは農村部の自治体が「地産地消」の効果もねらって増やす例が多かったのですが、最近はパンなどの食材の値上がりに対応して米飯給食の拡大を求める声が各地で強くなっています。また、ご飯を残すのに抵抗感が強いせいか、米飯の場合は給食の食べ残し量がかなり減るようです。今後、農家と連携することによって、地元の農業活性化につながることも期待されています。

広がる米粉の活用

 米粉は以前からせんべいや団子に使われてきましたが 製粉技術の向上で、最近では米粉を材料にしたパンやケーキ、麺類などが作られるようになってきました。米粉の持つ独特の食感に人気が集まり、米粉パンを販売するベーカリーも増えてきています。
 
 小野市では、平成16年から山田錦による米粉パン給食を月6回実施しており、子どもたちからは「もちもちしていておいしい」と好評だそうです。また、篠山市でも、市内で収穫されたコシヒカリを使用した米粉パンが週2回給食に出ています。




ご飯でおいしくヘルシーに

■ご飯を食べて健康を保とう

*ご飯は食事の要・・・ご飯は、エネルギーのもとになる糖質(炭水化物)と、体内で合成できない必須アミノ酸(たんぱく質)をバランス良く含む、主食にふさわしい食べ物です。
*ご飯で肥満や糖尿病を予防しよう・・・米などに含まれる糖質は優先的にエネルギー消費に使われるため、食べ過ぎなければ太る原因とはなりません。むしろ、ご飯はそしゃくが必要なので、消化・吸収が緩やかになり、インスリン(体脂肪の合成を促す作用があるホルモン)の分泌をあまり刺激しないことから、太りにくく、メタボリックシンドロームや糖尿病の予防に効果的です。
*ご飯で高血圧・高脂血症や心臓病を予防しよう・・・ご飯は塩分やコレステロールを含んでいないので、高血圧・高脂血症や心臓病の予防に有効です。
*ご飯で便秘や大腸がんを予防しよう・・・ご飯は、整腸作用を持つ食物繊維と同様の働きをする難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)を含み、便秘や大腸がんの予防にも効果を発揮します。



ご飯のアレンジメニューを楽しもう


 中播磨県民局では、平成16年から3年にわたって「播磨ふるさとの料理」を公募。応募総数1113品の中から厳正な審査により100品を選び、『播磨の美味いものレシピ100選』(1300円+税)として平成19年6月に出版、播磨の食材を生かした新しい料理の数々を紹介しています。その中からご飯のアレンジメニューをいくつか抜粋しました。
 
 これらのレシピは、中播磨県民局のホームページ(中播磨県民局で検索)からも見ることができるので、おいしい郷土料理をぜひ家庭の味に加えてみて下さい。


アンケート・・・「ご飯、パン、麺類。どれが好き?」にお答え頂いた結果は、ご飯派143人、パン派89人、麺類派71人でした。