手をかけて作る極上の味わい

井戸糀製造所

2006年8月号に掲載

  創業は大正15年。昔ながらの伝統の技法を引き継ぎ、播州の米と大豆、赤穂の塩を使用し、手作りにこだわって糀を作る貴重な製造所。米を洗って蒸す、冷まして米粒に糀菌をつける。それを「むろ」という部屋の中に入れて発酵させる。明治、大正時代からの道具を使って、これらの糀作りがすべて手作業で行われている。4代目店主の井戸正文さんは「むろの中で発酵させる時の温度管理に一番気を使います。糀の出来がすべてですから、いい糀ができた時には達成感がありますね」。
 9・10月は、播州地域の祭り用の甘酒作りに追われる。11月から翌5月がみその仕込み時期で、1月までは、地元はもちろん、京阪神方面から送られてきた米と大豆をみそにして返す「手前味噌」の加工が例年の仕事の流れ。2月からが自前のみそ作りに入る。井戸糀製造所のみそは、米1斗(15kg)に大豆3升(4kg)を使うというぜいたくさ。「普通なら、米1斗に大豆が同量か多いくらいの割合ですから、大豆より米が随分多いうちの味噌はかなりぜいたくです」。
 このみそで作ったみそ汁は糀の良い香りが漂う。深みがあって濃厚にもかかわらず、だしの味も引き立てる上品な味わい。「一度食べたらやめられない」というファンが多いのにもうなずける。「この味を守っていくのは当然の務めです。これからはインターネット等を活用してもっとPRしていきたい」と井戸さん。粒味噌450円(500g)から、すり味噌550円(500g)からで、電話・FAXで受け付け。地方発送も可能。 



営業時間 9:00〜18:00
定休日 不定
住所

たつの市龍野町下川原39-1

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電話番号

0791(62)0205

ファックス 0791(62)0709